『民家園その4 旧作田家住宅』

更新日:2016/00/00

続きまして「旧作田家住宅」
九十九里浜で栄えた網元の家です。

この建物はイワシ漁で栄えた九十九里にありました。漁具小屋は海岸近くにあり、
この家そのものは内陸に立地していたため、漁村の家の雰囲気はありません。
外観は二棟が軒を接しているように見えます。これを分棟型(ぶんとうがた)と呼び、
クリの木の半割丸太(はんわりまるた)をくり抜いた大きな雨樋(あまどい)が二つの屋根をつないでいます。

居室部は囲炉裏(いろり)のある広いカミがまず目に入ります。
床の間の前身である押板(おしいた)や仏壇(ぶつだん)を備え、網元(あみもと)としての生活に使われた格式のある部屋です。
その上手は畳敷(たたみじき)の部屋がつづき、座敷としては最高の扱いとなっています。
背後には便所と風呂が付属し、座敷と同様に上層民家の接客部分を伝える貴重な建築です。





見てください!
梁がグニャグニャです!
真っ直ぐでなければ梁として使えないというわけではありません。
きちんと家を支えることができればいいのです。

木材は松ですから仕方ないですね。
九十九里町のシンボルツリーが黒松なので、昔から松が群生していたり、
防風林として優秀だったりしたのでしょうか。


次回予告:民家園その5 菅の船頭小屋